奥多摩 御岳山-多摩川散歩(16)
東京都青梅市の西部の多摩川渓谷。 秩父山地を侵食した渓谷で、御嶽駅前に御嶽橋・玉堂美術館・交流センター・吉野街道・払沢トンネル・御岳トンネル・吊り橋のような御岳小橋 沢井駅南に吊り橋、楓橋があり、この一帯は、「秩父多摩国立公園に属し、「日本名水百選に一つ」文人・文化人にも好まれた地域。 都心から近く、家族・若者には、川辺アウトドア、釣り・カヌー等で遊べる。...
View Articleさわい駅 澤ノ井(多摩川散歩17)
「朝倉文夫」昭和20年3月~翌年まで、平溝(二俣尾5丁目)の高源寺などに家族と一緒に疎開。 -明治16年、大分県に生まれ、明治40年、東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業。 明治41年、文展に出品した「闇」以来連続受賞し、写実的作風で官展界に重きをなした肖像彫刻の第一人者。 永く母校の授業を務め、芸術院会員にもなり、昭和23年・81歳で没す。...
View Article二俣尾 桃の里 吉川英治記念館 多摩川散歩(18)
「辛垣城」(別名ー西城)・城郭構造ー連郭式山城・天守なし。 築城主ー「三田綱秀」・築城年は永禄年間の1558〜1570の初期、(廃城年1561〜1563)遺構ー空堀、土塁。 三田氏により築かれた山城。 上杉謙信の関東侵攻後後北条氏を離れ上杉方に付いた三田氏がその峻険な地形を頼んで拠り、 名族三田氏の終焉の地となった。...
View Article暖かい節分 天沼八幡神社
荻窪、天沼八幡神社近くの公園 天沼弁天池公園 節分の豆まきがあると云う、時間が早く残念でした。舞殿に準備された様子 天沼八幡神社の由緒は、「新編式蔵風土記」によれば、創建が天正年間ということになっており、今から約400年前のこととなります。 天正年間といえば、戦国時代もやっと終わりに近ずき、本能寺の変後、秀吉により天下統一が行われた時期です。...
View Article日向和田 鎌倉古道 吉野梅郷 多摩川散歩(19)
「鎌倉古道・鎌倉街道」 古くは鎌倉道と呼ばれ、鎌倉街道は中世の頃、 東国の武士達が彼らの居館と当時の都、鎌倉との往還に踏み固めた道筋 1192年、源頼朝は始めて武家政権を樹立し、鎌倉に幕府を開 いた「鎌倉幕府」。 東国の武士達は早くから頼朝を武門の棟梁と して臣従し政権樹立に大きな役割を果たした。 鎌倉街道はこうした東国の御家 人達が一朝ことあれば「いざ鎌倉」と馳せ参じる道筋。 鎌倉街道の主...
View Article青梅の街並み 多摩川散歩(20)
「青梅街道」 1603年、江戸城築城のために、青梅の成木村で採れる「石灰」を運搬する道路として、 「大久保長安」の指揮の下に整備、当時の名称は「成木街道」。 江戸時代中頃に、絵図や紀行文などには、「青梅街道」の記述が見られると云う。 内藤新宿で甲州街道から分かれ、青梅、大菩薩峠を経由し、甲府の東にある酒折村、で甲州街道と再び合流する。 このためか、「甲州裏街道」とも呼ばれている。...
View Article青梅~東青梅 多摩川散歩(21)
「青梅市」 金剛寺、塩船観音寺、武蔵御嶽神社、吉野梅郷が、西部には、秩父多摩甲斐国立公園に属す。 多摩川が関東山地から武蔵野台地に流れ出る扇頂部に発達した谷口集落が「青梅市」街の原型である。 市域のほぼ中央を多摩川が西から東へ貫流し、北部にはー入間川(荒川水系)の支流である「霞川と成木川」が、やはり西から東へ流れている。 おおむね東部の平地から西部にかけて丘陵地・山地と変化している。...
View Article小作・塩舟観音 多摩川散歩(22)
多摩地方は、内陸性気候。 冬場の最低気温で都区部とは非常に大きな違いがある。 府中の1月の平均最低気温は−0.8°C、青梅で−2.3°C、八王子で−2.0°C、奥多摩では−3.0°Cと氷点下まで下がり、都心部との気温差が5度以上。 冬には南岸低気圧によって、大雪をもたらすこともあり、20センチ以上の積雪となることも多いと云う。...
View Article羽村 玉川の始まり 多摩川散歩(23)
JR青梅線も羽村駅へ。 「羽村」と云えば、端の村、都の北西部・武蔵野台地西端で、旧西多摩村、畑作・養蚕中心の農村であったと云う。 が、江戸にとっては、「玉川上水取水口・羽村堰」の重要の村である。ー「羽村は水の村」 「まいまいず井戸」 五ノ神神社の境内にある古い井戸。 まいまいずとはカタツムリのことで、その名のとおり地面から渦巻き状に掘られている。...
View Article玉川上水は「羽村」から 多摩川散歩(24)
「羽村堰」-玉川上水取水堰 1653年丘陵の北東麓を流れる「多摩川」の曲流を利用してつくられた「水門」。(現在は、上流の小河内ダムで堰と羽村堰) 多摩湖・狭山湖への水を導入し都の多摩川給水系の取入れ口となっている。 「玉川庄右衛門・清右衛門兄弟」 玉川兄弟-は、江戸時代。兄は庄右衛門・1622 -1695・弟は、清右衛門は、、生年不明 -1696。...
View Article基地の町福生・牛浜ー多摩川散歩(25)
「横田基地」 は、旧日本陸軍によって建設された航空審査部と航空整備学校などが所在した陸軍多摩飛行場。 1940年、「立川基地」の陸軍航空技術研究所から独立した飛行実験部が移転ー1942年、全長1,200メートルの滑走路の運用は、 飛行場は、当初「多摩飛行場」と名づけられ、職員や地元住民からは「福生飛行場」とも呼ばれていた。...
View Article拝島・昭島 八高線 多摩川散歩(26)
JR青梅線も「拝島駅」へ。 「西武拝島線」は、1928年開業、多摩湖鉄道→武蔵野鉄道→西武農業鉄道→ 西武鉄道。 現在、終日にわたり新宿線田無・西武新宿方面との直通運転を行ってい、日中は直通列車に加えて車両基地を併設する玉川上水駅を起点とした 小平駅 - 玉川上水駅間や玉川上水駅 - 拝島駅間の区間運転もある。...
View Article日野宿 多摩川散歩(27)
甲州街道は、当初、府中分倍河原から多摩川の低地を通り、多摩川を「万願寺」で渡っていた。しかし、多摩川の氾濫で街道が分断されたことにより、 街道は河岸段丘の上の現甲州街道に移 され、それと共に、1684年、それまでも多摩川の対岸、柴崎村(現立川市)への農耕作業などで使われていた 「日野の渡し」が甲州街道の正式な渡しとして決められ、以後、大正15年、まで240年あまり、使われ続けている。...
View Article日野(土方歳三)と浅川 多摩川散歩(28)
平安時代後期、京から来た「日奉宗頼」が日野に土着して、西党と呼ばれる武士集団の祖となり、西党日奉一族は多摩川沿いに展開し、 市域とその周辺には、多西(西)・高幡・上田・田口・平山・土渕・田村・立河などの各氏が見られ、 中でも「平山季重」は、源氏に従って一谷の合戦等で武功をたて、その勇猛果敢ぶりが広く知られた武将。(平山城址で数回取りあげてます) 古代末期から中世にかけて、現在の百草園一帯には、...
View Article百草園ー 多摩川散歩(29)
「七草」 年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」、古くから風習が、「七草」の原点。 六朝時代の中国の「荊楚歳時記」に「人日」(人を殺さない日)である旧暦1月7日に、「七種菜羹」という7種類の野菜を入れた「羹」 (あつもの、とろみのある汁物)を食べて無病を祈る習慣が記載されており、「四季物語」には「七種のみくさ集むること人日菜羹を和すれば...
View Article南武線谷保駅から国立 多摩川散歩(30)
「JR南武線」立川駅ー川崎駅間は、 35.5km 多摩川とは距離は多少離れるが全線で並行し、右岸を走る南側では多摩丘陵東端に沿って多摩川の氾濫原を走る。 多摩川を渡った北側では立川崖線を登り、武蔵野台地上を走る。堤防は稲城市内の高架線や登戸駅付近で見える。 川崎市内では二ヶ領用水とも並行し、その本川および川崎堀とは中野島駅・宿河原駅・久地駅・武蔵小杉駅・平間駅の各駅付近で計5回交差。...
View Article国分寺ー 多摩川散歩(31)
東京都国分寺市・JR国分寺駅下車する。 武蔵野台地南西で、市名「武蔵国分寺」に由来。多摩川段丘武蔵野面と立川面に立地、段丘「国分寺崖線」と呼ばれる「崖・ハケ」が東西に。 ハケは、湧水の多い崖線で、先土器・縄文の遺跡の多い地域。 律令制下でこの多摩郡に「国分寺建立」は納得できる。...
View Article三鷹ハケ 多摩川散歩(32)
武蔵野には、「ハケ・はけは、崖」崖が多い。台地は、崖沿いに「湧水」に恵まれ、その為、古くから水田が開けた。 昭和25年「大岡昇平」ハケを舞台の小説「武蔵野夫人」があるが、昇平は、富永次郎宅に身を寄せ、武蔵野台地の地図を片手に散策し、 作品の構想を練って、第一章「ハケの人々」になったと云う。...
View Article井の頭公園 多摩川散歩(33)
桜の名所で、「井の頭公園と井の頭池」・「善福寺川と善福寺池」・「練馬の三宝寺池」を「武蔵野三大湧水」、古代から近世にかけて「武蔵国」 「見狭下国」牟邪志、むさし・胸刺・知々夫の三国に別れ、律令制下で武蔵国に統一されている。 国府と国分寺は、多麻郡(府中市・国分寺市)においている。...
View Article調布 角川大映スタジオ 多摩川散歩(34)
「多摩川水系は一級 河川」 多摩川水系に係る河川はすべて一級。 支流のー秋川(37km)ー 淺川(36km)ー野川(22km)ー日原川(20km)ー平井川(18.7km)ー大丹波川(10.5km)他。 ことごとくが「一級河川」である。 多摩地区を流れる川は、すべてー残堀川ー大栗川ー 三沢川ー仙川も支流の支流も、一級河川ということになる。 「河川法」 (一級河川)第四条・第一項に????。...
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