２００年の歴史　向島百花園　　2019年2月下旬撮影　

「隅田川七福神」

三囲神社 恵比寿・大黒天 （墨田区向島2-5）　・弘福寺 布袋尊 （向島5-3-2）・長命寺 弁財天 （向島5-4-4）・向島百花園 福禄寿 （東向島3-18
白髭神社 寿老人 （東向島3-5-2）・多聞寺 毘沙門天 （墨田5-31-13）。

隅田川七福神の福禄寿は「向島百花園　尊堂」
1804年北野屋平兵衛「佐原きくう」が、当時の文人墨客の協力を得て「梅」を多く植えたことから「新梅屋敷」として創設したのが始まりと云う。
徐々に万葉集や詩経の中にある植物を集め文学植物を四季折々の花を一年中絶えることのない花園とした。

　　　向島百花園は国指定名勝・史跡　　開園昭和14年　面積10.885ｍ2　　　入園有料　￥70


　　　　　　　　　　　　　　　　　8月には「虫聞きの会」が。


　　　　　　　　　　　　　　　　　中秋の名月に「月見の会」が。


園内には句碑・石塔・歌碑など計29が建っている向島の文人墨客たちが。（芭蕉句は、ここでは無い時期が合わない）

・春もややけしきととのう月と梅　はせを、芭蕉　　　・鳥の名の都となりぬ梅やしき　千樹庵益賀　　　・水や空あかり持あう夜の秋　北元
・黄昏や又ひとり行く雪の人　雪中庵梅年　　　・何事もかかる浮世か月の雲　七十二峰庵十湖　　　・限なきそらの要や望の月　最中堂秋月
・空蝉の世のうきことはきこえぬいわおの中も秋風のふく　鶴　久子・・・・。




「セブンソウ」　キンポウゲ科、多年草、早春　雑木林半日陰地自生・白い花




「ミツマタ」　沈丁花科　落葉　低木　中国　樹皮の繊維は和紙に　栽培　枝が三個づつ分枝　黄色の花



「イカリソウ」　メギ科　多年草山地自生　高さ約30ｃｍ　4弁の花下向き　強壯薬



「エビネ」　ラン科　多年草　林床に自生　根が海老に似ている　白い花、4・5月頃　品種多　観賞用に栽培



「カラタチ」　ミカン科　落葉　低木　中国　生垣に多い　2ｍぐらいに　よく分枝する。

「カラタチバナ」　ヤブコウジ科　常緑低木　暖帯で湿った樹林下　高さ30～60ｃｍ　果美は球状で冬でも落ちない　観賞用



「ハギのトンネル」　百花園の名物　9月下旬　花のトンネルに。




池の花菖蒲と藤棚と夏にはハンゲショウ等が楽しめる。　5月上旬藤・ミツバアケビ、クズなど5月以降に。



「つる物棚」　瓢箪・糸瓜・蛇瓜は、棚栽培で、７月頃開花し８・９月結実が下がる。